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2020年1月7日
Upconv ver.0.8.x の設定 ( Top Page

Upconv は ver.0.8.x になって,ver.0.7.x とは別次元とも思われる良音を作り出したようです.ver.0.8.x 開発現場に立ち会った?私は作者様に種々の議論をして頂き,非常に勉強になりました.ver.0.8.x の作り出す音の良さを引き出せるように設定を考えたいと思っています.
Upconv は,パソコン(PC) 関連の知識がかなり必要ですので,Upconv ver.0.8.x のための準備 を用意しました.自信の無い人/ある人 共に目を通して置きましょう.
追記(2020/04/26):Upconv に慣れてきた人用の備忘録です;「Setting」→ から 設定変更を行ったときの戻り方です.Default Parameter 画面下にある「Save」→「Exit」で画面を閉じた後「Reload」を忘れずに.必要なら Suffix の Lock Suffix にチェックを入れる.


1.Upconv のダウンロードと初期設定
それでは,Upconv を フリーソフト - upconvfe 0.8.x のページ からダウンロードしましょう.最新版が公開されています.一番最初の「こちら」をクリック→[↓ダウンロード] フォルダに upconv_08・・・.zip が見つかるはずです.それをダブルクリックして,解凍すると upconv_setup.exe が顔を出すので,クリックするとインストールできます.インストールの場所は WaveSpectra をインストールしたフォルダと同じが良いでしょう.[デスクトップにアイコンを作る(D)] のチェックを外さないように.
早速 Upconv のアイコンをクリックして,立ち上げましょう.すぐに楽しみたいのは山々ですが,あなたの PC に最適な設定が優先します.Upconv 画面上方の「Option」(をクリック 以下略)→Resource Option の Thread(Max) の 4 を変更します.Thread は 1.パソコン(PC) はデスクトップ型で で解説しています.CPU-Z を立ち上げると,右下に書かれています.File IO は あなたの PC のメモリー容量で決まります.8GB もあれば,24 で良いでしょう.

「Upconv」に戻って,→「Setting」→上部の「Common Option」→Work File Path ですが,これは Upconv が HDD でテンポラリーに使うフォルダを聞いています.数GB 位は使う様ですので,できれば容量の大きい(C ドライブで無い)SSD ドライブが望ましいです.下の「Save」→右下の「Exit」で Upconv トップ画面に戻り,→「Reload」で設定変更が反映されます.
ここで,mp3 ファイルや flac ファイルを Upconv するのに必要なファイルをダウンロードしておきましょう.Upconv をインストールしたドライブを開き,upconv.pdf を検索にかけます.検索に掛かったら(※ Upconv のバージョン違いに注意!),ハイライト表示して右クリック→「フォルダーの場所を開く(I)」.見つかった upconv.pdf をデスクトップに右ドラッグ→「ショートカットをここに作成(S)」とすると,今後の役に立ちます.
「upconv.pdf」をダブルクリック→3ページ目 6.2 別途必要なソフト を開く.ソフトが置いてあるサイトに行って,lame.exe,flac.exe,(こちらも→ wavpack.exe、wvunpack.exe,sndfile-convert.exe、libsndfile-1.dll) をダウンロードします.追記(2020/08/06):upconvfe 0.8.2j により,MP4,WMA ファイルが Upconv 出来るようになりました.ffmpeg.exe が必要です.OPUS ファイルも Upconv 出来るようになりました.opusdec.exe が必要です.これらをダウンロードしたら,upconvfe.exe で検索して,そのフォルダーを開く.ダウンロードした必要なファイルをそのフォルダーにコピペする.これで Upconv する条件はクリアーしました.

Default Parameter が1から7まであるので,適当なのを選んで Upconv してみましょう.音楽ファイルがあるフォルダーを開いて,好みのファイルを Upconv 画面の Files 欄にドラッグ→「Start」(※ クリックというよりは「深押し」) で Upconv が始まります.暫くの間,楽しみましょう.

追記(2020/01/16):File名に認識できない文字が含まれている場合は,Upconv が認識できません.この場合は,音楽ファイルを Upconv の Files 欄にドラッグしても表示されません.対処法は文字を Shift-JIS コード,またはそれを拡張した ANSI コード に直すことです.※ 音楽ファイルが入っているフォルダーまたはその親フォルダーの名前が Shift-JIS コードでない場合でも Upconv は認識できません.
txt ファイルを表示するのに使っているのは メモ帳 でしょうか( 秀丸 ならなおよい).メモ帳 を新規に開く→適当に文字を打つ→「ファイル(F)」→「名前を付けて保存(A)」→文字コード(E):ANSI を確認→保存場所は「デスクトップ」→ファイル名(N):toANSI →「保存(S)」.( 秀丸 なら 開いて 最下行タスクバーで 日本語(Shift-JIS) を確認して,同様に toShift-JIS.txt ファイルをデスクトップに作る.).これで準備完了.
認識されない音楽ファイルを右クリック→「名前の変更(M)」(慣れてきたら,軽く 2回 チョン and チョ~ン でできる)→(濃いブルー色 に変わる)→右クリック→「コピー(C)」→ toANSI.txt ファイル を開いて,貼り付ける→「ファイル(F)」→「上書き保存(S)」→(窓が開いて)・・・続行しますか? →「OK」.メモ帳を閉じて→再度 toANSI.txt を開く→文字コードが ANSI になっている→文字をコピー→認識されない音楽ファイルをまた「名前の変更(F)」にして貼り付ける.(もし,認識されない文字が 半角? に直されたら(ファイル名 には使えないので),全角? または類似の記号 に直すと良い).(秀丸でも同様だが,→「上書き保存(S)」の段階で認識されないかどうかが解る).(※ 現在のところ,Upconv は GUI(Graphical User Interface) が完全には日本語対応になっていないので,適用範囲はもう少し狭いようです).


Default Parameter は C:\ProgramData\upconv にある 1~7の txt ファイルによって定まります.(このフォルダーは隠しフォルダーなので,隠しフォルダーの表示 を参考にして,見えるようにしましょう).よって,これらを交換すれば,初期設定を簡単に変更できます.そこで,私的な設定を用意しました.Upconv08xPresetParameter(48kHz,24Bit) および Upconv08xPresetParameter(96kHz,24Bit) です(クリックしてダウンロード).どちらか1つを解凍して,1~7の txt ファイルおよび dat,INI ファイル(まとめて Preset Parameter と言います) も含めて置き換えましょう(「全て選択」→C:\ProgramData\upconv フォルダーにドラッグ→「ファイルを置き換える(R)」).(48kHz のものと 96kHz のものは Sampling Rate だけが違います.両方を試した後,両者の違いが分かる人だけ 96kHz のものをお使い下さい).Resource Option の Thread(Max) と File IO,Work File Path の設定はやり直しです.
追々記(2020/05/24):私的な Default_Parameter の再改正
Post NR という Noise Reduction(NR) を Upconv の最後に行う方法の利点を検証していましたが,最終的に効果ありとの結論に達しました.つまり,市販の Hi-res ファイルについてそれを適用した結果でも,音質を悪くすることはありませんでした(その逆は有りましたよ).つまり,ほぼ全てのファイルについて適用できると確信しました(※ 音割れしたファイルでは効果はないようです).なお,その効果は非常に強力で,音が華やかすぎる/音が響きすぎる ようになった曲があるように感じましたが,それは NR はかなり音量を高めるため, Volume Level Adjust が 95%では対応できないことが分かり,90%に下げると嘘のように NR の効果が顕著になりました.というわけで, 05.Upconv 0.8.x Param 05 : Normalize を変更しました(「Setteing」→Option1→Noise Reduction で Enable NR にチェック→ CutoffFreq:101(を付加).および「Setting」→「Option2」→Volume Option:Vplume Level Adjust を 90%に設定.→「Save」→「Exit」→「Reload」).その他にも YouTube 等に合わせた変更を行っていますので,ダウンロードして初期設定(→Thread(Max) と File IO,Work File Path)をやり直す方が簡単でしょう.参考:既に Upconv したファイルを改正するには,新しい 05.Upconv 0.8.x Param 05 : Normalize を行えば済みます.※ CLLD(3) を CLLD(2) に変更した Default_Parameter をダウンロードされて Upconv を行った方は,最新の 私的な Default_Parameter をダウンロードした後,CLLD(2) で実行された曲について以下の設定で05.Upconv 0.8.x Param 05 : Normalize を実行します(「Setting」→「ABE Option」→Low Level Data で Cut Low Level Data にチェックを入れ,Cut Level を3に選びます(→「Save」→「Exit」→「Reload」).Upconv が終わったら,Cut Low Level Data のチェックを外します.

参考:Upconv のヴァージョン・アップ等で,Upconv をインストールすると,Preset Parameter は上書きされてしまいます.すぐ元に戻す方法です.解凍したフォルダー Upconv08xPresetParameter(48kHz,24Bit)/(96kHz,24Bit) を C:\ProgramData\upconv に置いておきます.Thread(Max) と File IO,Work File Path の設定をやり直したら,それらの Preset Parameter を Upconv08xPresetParameter(48kHz,24Bit)/(96kHz,24Bit) フォルダーにコピペしておきます.すると,Upconv のインストールで上書きされたら,保存しておいた Preset Parameter をすぐ逆コピペして戻せます.

2.Upconv 0.8.x 初期設定の吟味
2-1.Default Parameter 3.と4.
Upconv を立ち上げて Default Parameter の 3.Upconv 0.8.x Param 03 上質CD用 : HFC(-3kHz)_CLLD(3)4.Upconv 0.8.x Param 04 低質CD用 : HFC(9.5kHz,+2kHz)_CLLD(3) を実行してみましょう.3.は上質CD用,4.は低質CD用です.
あなたのお好みの曲の中,音が良い物1曲とノイズが気になる物1曲です.できれば種々の楽器も入った方が良いです.その2曲に対して,3.と4.の両方の Upconv を実行してみて下さい.3.の方が良い曲は CD の質が非常に良い物です.3.と4.で同じくらいなら,まあまあの CD 品質,4.の方が良いなら低品質 CD です.Upconv をするときは CD 毎に(1曲で3.と4.を試し)全曲をどちらで行うか決めれば良いでしょう.ただし,レコーディング時期の異なる全集物/OLDAYS は,殆ど4.の方が良く,3.で試したい曲は4.の後で追加して行うのが良いでしょう.私が何千曲も試した結果は,曲の大半が昔のものということもあり,4.の方が圧倒的に良く,同じくらいは少なく,3.が良いと明確なものは確認できませんでした.ただし,私は (48kHz,24Bit) を用いましたので,(96kHz,24Bit) でやられた方は,上質 CD では 3.が良いという曲もあるかもしれません.
2-2.3.と4. はどこが違うのか
HFC(-3kHz)とHFC(9.5kHz,+2kHz)の比較右の図は先に紹介した WaveSpectra を用いて,3.と4.の違い,つまり HFC(-3kHz) と HFC(9.5kHz,+2kHz) の違いを表しています(クリックで拡大).
両者の違いは 10kHz 辺りから 25kHz 過ぎまで 赤い線のピーク に明確に現れています(測定はどちらも曲の終了間際です).上側の HFC(-3kHz) のものより,下側の HFC(9.5kHz,+2kHz) のものの方がピーク線の上下の揺れ幅が大きく,その方が音は良くなります.Upconv は楽音(周期的な音) を判定して倍音を作り出しますが,ノイズが混じっていると楽音の判定を邪魔するようです.また,ノイズにも周期的なものがあり,それの倍音も作ってしまうようです.ノイズには騒音の他,レコーディングに使う機器の電気的信号から来るノイズもあり,こちらは高周波に多く含まれます.ノイズが少ないと歌声や楽器による楽音が多くなり,Upconv の働きが増して,ピーク線の揺れ幅が大きくなると考えられ,超高周波数までノイズを殆ど含まない楽音が作られることになります.
HFC(-3kHz) は HFC(Auto-3kHz) のことで,HFC=自動(Auto)で定まる値-3kHz を表し,図からほぼ HFC≒16kHz であることが分かります.この場合,Upconv は CD データーを 8kHz から 16kHz まで利用して楽音を判定し,16kHz までは CD のデーターをそのまま 24Bit化し,HFC≒16kHz 以上では作られた倍音を用いて,アップコンバートを行っています.HFC の意味は,その周波数以上では,CD 音の代わりに,Upconv の作る楽音を用いるということです.
一方,HFC(9.5kHz,+2kHz) では,CD のデーターを 8kHz から 9.5kHz+2kHz=11.5kHz まで使って楽音を判定し,9.5kHz までは CD のデーターをそのまま 24Bit化し,HFC=9.5kHz 以上で選ばれた楽音/倍音を用いてアップコンバートをしています.HFC(-3kHz) より HFC(9.5kHz,+2kHz) の方がよりよい音が得られたことは,CD のデーターを 16kHz まで使うよりは,この場合,11.5kHz までに止めておいた方が良いことを意味します.皆さんも,CD のデータは出来るだけ高周波まで使う方が良い音になるというのは単なる幻想である と思った方が無難です(私も今回漸く納得したところです).逆に言うと,Upconv はそれだけ楽音の生成(精製)能力が高いということを意味します.

CD のデーターを 11.5kHz までは使うというのは意味があります.倍音を作るためには基音が必要です.昔調べたところによると,11kHz 辺りまで基音は存在するようで(金属の打楽器だったか?),11.5kHz まで CD データを利用しておけば楽音の全ての基音を取り込めるようです.以前に,HFC を 10kHz にして Upconv したところ,ピーク線の図に深い谷間ができることがあり,その領域では音が作られませんでした.これは基音を取り込めなかったからに違いありません.
2-3.HFC に関係する周波数の変更
HFC(-xkHz)=HFC(Auto-xkHz) については HFC(Auto) から1kHz ずつ減じることができ,HFC(Auto-9kHz) まで設定できます.設定場所は Upconv を立ち上げて,「Setting」→「Option2」→HFC Auto Option→HFC Auto Adjust です.None が HFC(Auto) です.HFC がもし 10kHz 以下になったら 10kHz とします.
HFC(9.5kHz,+2kHz) については,HFC(xkHz,ykHz)(x は Option1→Enable HFC→CutoffFreq x (Hz),y は HFA 2/3 Option→HFA3 Analysis Option→HFA3 Analysis Limit Adjust: -4,-3,・・・+3,+4 ).HFC は手動で 9.5kHz まで下げられ,それ未満だと ERROR になります.
テンポラリーに手動で HFC を変えることもできます.Upconv の Setting の左隣に 記号があります.それをクリック→(窓が現れる)→HFC 欄に Hz 単位の数を書く(例えば,20000)→Overwrite にチェックを入れる→「(クリック!).この HFC は 3.や 4.等の他の設定より優先します.Upconv が終わったらこの窓がまた開くので,数を消し,Overwrite のチェックを外して,「」(←忘れないこと).慣れてきたら,いろいろいじってみるのも面白いでしょう.

3.Default Parameter 3./4. の CLLD(3) とは
CLLD(3) は ABE Option→Low Level Data→Cut Low Level Data→Cut Level 3 ということです.音の美しさを求めたら,3 で決まりとなりましたが,人によってはキンキン音に聞こえるかもしれません.2,1,無し(Cut Low Level Data のチェックを外す) を試してみて下さい.Cut Low Level Data は元々 16Bit 用に設定されましたが,作者様に無理を言って 24Bit にも適用できるようにして頂きました.24Bit では音量が小さすぎて役には立たないようです.追記(2020/04/21):upconvfe 0.8.2h で新設された HFA Level オプションでキンキン音を緩和できるようです.「setting」→「>> HFA 2/3 Option」→Preset 欄の HFA Level で 「1(high)~5(low) を選ぶ」→下の「Save」→「Exit」でもどる→「Reload」を忘れないこと.
追々記(2020/05/24):私的な Default_Parameter の改正 で,05.Upconv 0.8.x Param 05 : Normalize に ノイズリダクション(NR) を付け加えましたが,その効果は絶大で,WASAPI モードで聴いている人には 音が華やかすぎる/音が響きすぎる 曲もあるかと思いましたが,CLLD(3) を CLLD(2) にする必要は無く,「Setting」→「Option2」→Volume Option:Volume Level Adjust で 95%を90%に下げることで解決しました.

4.WaveSpectra の レベルメーターと「Normalize」
先ほど WaveSpectra の図 を見たときに,その左側に縦型の 00 と表示されたメーターがありましたね.これは レベルメーター というものです.それを表示するには WaveSpectra の右上にある「スパナ記号」→Wave→レベルメーター→表示:縦,マージンモード にチェック です.
00 と表示されたのは,マージン=余裕=0,つまり音量が強すぎであることを表しています.大丈夫でしょうか?
CD 音量はまちまちで,Upconv 後にはある程度音量を揃える目的で,音量を最大値に正規化するのが「Setting」→「Overwrite Option」→Option→Normalize で File を選びます.ただし,この設定では,(「Upconv」→「Option1」→Output : Noise Shaping,Dither Level 3 等とすると,音割れする曲があるので,)「Option2」→Volume Option→Volume Level Adjust を 95 % としてあります.
その結果,音割れする曲は無くなりましたが,曲の途中でマージン0 になる場合も多いことが分かりました.このことは Volume Level Adjust を 85 % まで下げてもあまり変わらず,何らかのノイズが混入していると判断しました.耳で聞いた限りではノイズや音割れを感じることは無く,WaveSpectra のピーク図を見ても,音割れの音量ではありません.WaveSpectra では左上に Max という欄があり,各瞬間の音量の最大値と位置(Hz) が示されます.それを眺めていて気付いたことは,極瞬間的なノイズが断続的に起こっていることです.そんなノイズの元凶を想像するに,イオンを帯びた塵がマイクに触れたらこういうノイズになるのかな?
Upconv では最大音量を超えるとその分カットされるので,3./4. 等を行ったファイルをもう一度 Normalize させて音量を少し下げることにしました.5.Upconv 0.8.x Param 05 : Normalize です.これを行うと,マージンが0になることはありません.Normalize 前のファイルは不要になるので,削除します.このときに,「Option」→Complete Option の Delete Source File にチェックを入れると,自動でやってくれます.ただし,終わったときに,チェックを外すか,「Close」で Upconv を終わらせれば良い(これでチェックが消える)のですが,そのまま,大本のファイル で Upconv すると大本のファイルを削除されてしまいます(私は一度失敗して,CD のレンタル屋に走りました(>_<)).追記(2020/02/13):安全な方法です.Upconv のショートカットをデスクトップに置き,Upconv を2つ立ち上げ,左右に並べます.左のものは 3./4. に設定します.右のものは 5. に設定して「Option」→Complete Option で Delete Sourse File にチェックを入れます.3./4. 等の Upconv を行い,5.で Normalize を行います.Upconv を終了するときは,5.の「Close」→ 3./4. の「Close」の順で行う癖を付けます.
追記(2020/05/26): 先に述べたように,Post NR の拡張としての NR を 5. で導入しました.この NR は音質をさらに良くする効果が顕著なので,5. は必ず行って下さい.NR は音量に影響しますので,Volume Level Adjust を 95 % から 90%に下げました.

5.その他の初期設定とテンポラリー設定
5-1.Noise Reduction(NR) は極力使わない 5.Upconv 0.8.x Param 05 : Normalize で使う
Upconv 0.7.4 ではよく使っていた NR ですが,Upconv 0.8.x では HFC を上手く定めて,使わなくてもノイズが気にならなくなった様です.
追々記(2020/05/25):upconvfe 0.8.2h で Post NR が新設されました.これは NR が Upconv の始めに行うのに対し,Post NR は終わり頃に行われます.その CutoffFreq は HFC としています.
0.8.x の初期に NR を単独で用いたときには‘音が濁る’と感じたが 作者様が‘NR は 0.8.2 以降で変えたところがありますが’という様に,改良されました.現在,NR の CutoffFreq が 100Hz でも濁らないようです.そこで,さらに良い音になる可能性があると思い,調べてみると,Post NR を拡張した形で答えが見つかりました.
それは,3./4. の Upconv を実行した後で,NR を CutoffFreq を 100Hz から行うというものです.音量の調整を上手く行って,今までの設定と比べても,各音が明瞭でさらに美しく響く音になります.
既に Upconv を行ったファイルでも,5.Upconv 0.8.x Param 05 : Normalize を実行するだけで済みます.ただし,CLLD(x)(「Setting」→ABE Option→Low Level Data→Cut Low Level Data→Cut Level x ) として,x が 2 以下で行ったファイルについては,5. で CLLD(3) を付加して行って下さい(終わったら,CLLD(3) を削除しておく).もちろん,Upconv を全く行っていないファイルについては,3./4. から行って下さい.
5-2.極低音が五月蠅いと感じる人へ
「Setting」→Option1→Enable LFC にチェック,CutoffFreq:(私の設定は 25 27 Hz).

6.カーナビ用ファイルを出力したい人へ
24Bit でカーナビを楽しめる人は極僅かでしょう.殆どの人は 16Bit でしょう.私のものは (48kHz,16Bit) wav ファイルで良いので,Upconv で Hi-Res化したものを,6.Upconv 0.8.x Param 06 : to CarNavi (wav) でカーナビ用にしています.今度の Upconv 0.8.x でも行いましたが,あまりの音の良さに随喜の涙,と言いたいくらいです.16Bit で です.
(44.1kHz,16Bit) wav ファイル(CD 品質),mp3 ファイルのカーナビの人達のために 7.Upconv 0.8.x Param 07 : to CarNavi (mp3) を用意しました.wav,mp3 ファイルが両方出力されます.mp3 ファイルを出力するには,「Option」→Output Option の Encoder で MP3 を選ぶ必要があります(※ YouTube 対応として,Option→Output Option の Format で RF64 を選んでいます.mp3 を出力するために,WAV(Microsoft) に戻して下さい).この MP3 選択は「Close」でUpconv を閉じると None に戻ります.MP3 のままにしておいて,3./4. 等を行うと,mp3 ファイルも出力されるはずです.ご注意を.

参考(2020/01/12):mp3 の品質はパラメーターの設定によって選びます(参考サイト).「Setting 」→「Option2」→Encorder Option:-V5 -V0 -b 320 としてあります.-b 320 は約320kbps,-V0 は約256kbps,-V5 は約128kbps (YouTube 品質?)です.目的別に選んで下さい(選ばないものを消す).上の書き方では -b 320 が有効になっています.
YouTube の音声は mp3 ですが,Upconv から mp3 ファイルを作ると音質は格段に良くなるでしょう.なお,YouTube の音声を分離して,4.(底質CD用)の Upconv を通して mp3 に戻してから,再度 YouTube を作ると,ナイスなものになること疑いなし?
参考(2020/01/12):YouTube の音声について,興味があって,調べています.YouTube ヘルプこちら によると,投稿時に音声ファイルについては (44.1kHz,24Bit) wav,FLAC が推奨され,(48kHz,24Bit) wav がベストな投稿とのことです.YouTube 側が上手に圧縮するそうです.(詳しい情報をお持ちの方の書き込みを待っています).

7.Upconv トップ画面の解説
トップ画面 Convert の Sampling rate,Bit Width,HFA,Normalize はどれもテンポラリーに Default Parameter の設定より優先します.手動で替えるか,Default Parameter を変更すれば本来のものに戻ります.
Output の Output Path は Source Directory となっていれば Upconv するファイルの フォルダーに出力されます.黄色のフォルダー記号をクリックすれば,ドライブの窓が開いて出力フォルダーを変更できます.この変更は手直ししなければ,ずっと続きます.元に戻すには右端の X マークをクリックします.
Suffix は 「Setting」→「Overwrite Option」→Suffix に書かれていることを反映しています.ここに書かれていることが出力ファイルに付け加えられます.テンポラリーに変更するときは単に書き換えれば済みます.書かれたことを変更したくなければ Lock Suffix にチェックをします.Default Parameter を選び直せば元に戻ります.
※ 長く書きすぎて,ファイル名が長すぎると,Upconv は ERROR になりますのでご注意下さい.

これぐらいのことをマスターできれば,後は御自分でやっていけるでしょう.それでは Upconv 0.8.x をお楽しみ下さい.